出生前診断について

赤ちゃんのことを知る検査

近年の医学の進歩により、赤ちゃんについての情報を得る方法が増えてきました。
情報は多い方がよいという考えの一方、情報が多くなる程に悩むことが増えるということもあります。
それぞれの検査で何がわかるのか、わからないのか、検査結果がわかったらどうしたいのか、などについてよく話し合い、ご両親が納得できる選択をしていただきたいと思います。

出生前診断 Q&A

出生前診断とはなんですか?

お腹の赤ちゃんのことを知ろうとすることは全て出生前診断に含まれます。本来の目的は、生まれる前に赤ちゃんの状態を調べて、ご両親に赤ちゃんについての情報を提供し、必要な治療を行ったり、出生後の赤ちゃんの治療の準備をすることです。

ここでご紹介するのは、赤ちゃんの遺伝情報を示す染色体を調べる検査です。赤ちゃんの染色体について知りたいかどうかは、ご両親の考えによります。とりあえずする、というものではなく、知った上でどうするのか目的をはっきりさせた上で受ける検査です。

どのようなものがありますか?

クアトロ検査(非確定検査)

母体から採血をして21トリソミー、18トリソミー、開放性二分脊椎のリスクを調べます。

NIPT/母体血胎児染色体検査(非確定検査)

母体から採血をして21トリソミー、18トリソミー、13トリソミーのリスクを調べます。

超音波マーカー検査(非確定検査)

超音波検査で、染色体異常の兆候がないかどうかを診断します。

羊水検査(確定検査)

羊水を採取して染色体異常の有無を調べます。

絨毛検査(確定検査)

将来の胎盤由来となる組織を採取し染色体異常を調べます。

全てのことがわかりますか?

生まれてくる赤ちゃんたちの3〜5%は何らかの先天性疾患をもっています。疾患の種類は様々で、染色体疾患(染色体異常)によるものは約25%です。よって、染色体疾患がないことがわかっても、その他の多くの先天性疾患の有無についてはわかりません。

いつどのように相談できますか?

基本的には出産予定日が決まってからです。検査時期に制限がありますので、検査を検討されている方は対象時期に入る前にご相談ください。次のQでご紹介しているNIPT実施施設への申し込みは妊娠8~9週以降から可能です。妊婦健診当日に、受付窓口や検査室でスタッフへお申し出いただいても結構です。

※電話相談は対応しかねます。
※医師の希望がある方、ご両親揃っての相談を希望される方は事前に電話でお問い合わせください。

検査はどこで受けられますか?

当院ではクアトロ検査、羊水検査を行っております。検査時期、費用は以下の通りです。

検査時期 費用(税込)
クアトロ検査 妊娠15~16週 24,000円
羊水検査 妊娠16~17週 12万円

※完全予約制です。
※帝王切開を受けたことがある方は、手術歴について事前に医師との相談が必要です。

上記検査以外をご希望の方は、下記の施設へのご紹介が可能です。
予約方法や検査時期は各病院で異なります。
また、施設によっては実施していない検査もありますので、各病院のサイトをご覧ください。

福岡市内の遺伝カウンセリング・NIPT実施施設