こんにちは
管理栄養士の前田です。
みなさん、魚は週に何回召し上がっていますか?
魚は妊婦さんや赤ちゃんにとって重要な栄養素を含むため、積極的に摂っていただきたい食材です。
しかし、一部摂取する量に注意が必要な魚があります。
今回は魚の栄養素と注意が必要なものについてのお話です🐟
👩🏫魚に含まれる栄養素とは?
☑DHA、EPA・・・赤ちゃんの脳や神経の発達◎、血栓予防
☑カルシウム・・・ママの骨粗しょう症予防 ※赤ちゃんに必要なカルシウムはママの骨から供給されます。
☑ビタミンD・・・赤ちゃんの正常な骨の発達◎
☑鉄・・・貧血予防
👩🏫摂取量に注意が必要な魚と安全な摂取量の目安は?
キダイ・ミナミマグロ・キンメダイ・クロマグロ・メバチマグロなど
👩🏫注意が必要なのはなぜか?
赤ちゃんに影響を及ぼす可能性がある量の水銀がごく一部の大型の回遊魚に含まれているため。
一般的に魚介類にはごく微量の水銀が含まれていますが、健康に影響を及ぼす程の量ではありません。
しかし、一部の大型の回遊魚では食物連鎖の過程で濃度が高くなるものがあります。
これらを大人が食べても身体の外に排出されるため問題になりませんが、
赤ちゃんは取り込んだ水銀を身体の外へ排出することができないため注意が必要です。
👩🏫赤ちゃんにどんな影響があるの?
生まれてから音を聞いた場合の反応が1/1000秒以下のレベルで遅れる可能性があると言われています。
👩🏫妊娠に気づかず摂取する量に注意しなかった!大丈夫・・・?
赤ちゃんは水銀を胎盤を通して体内へ取り込みますが、胎盤ができるのは一般的に妊娠4ヶ月目程。
その為、妊娠に気づいてからの対応で心配ありません。
👩🏫安全な摂取量の目安は?
1回の摂取量を80g(刺身1人前、切り身1切)とすると
【2週間に1回以下】キダイ・ミナミマグロなど
【1週間に1回以下】キンメダイ・クロマグロ・メバチマグロ
※キハダマグロ、アジ、イワシ、サンマ、サケ、サバ、ツナ缶などほとんどの魚は食べ続けても問題ありません。
魚は妊婦さんには欠かせない栄養がたっぷり含まれています。
上記以外の魚は問題ありません。上手に食事に取り入れていきましょう🐟✨