こんにちは!栄養士の田川です。
これから数回にわたり、減塩についてお話しします。
私たちは毎日、塩分を摂取して生活していますが、
過剰な塩分は血圧の上昇、動脈硬化を促進させ、
動悸や息切れ、むくみ、頭痛、肩こり、めまいなどの症状も引き起こします。
高血圧は自覚症状がわかりにくいため、注意が必要です。
それでは私たちに必要な塩分は何gなのでしょう?
そして私たちは現在1日にどれくらい塩分を取っているのでしょうか?
現在の日本では、
・男性 7.5g 未満
・女性 6.5g 未満
( 日本人の食事摂取基準2020年版より)
と規定されています。
ですが現状日本人は1日当たり平均で
・男性 11g(↑3.5g)
・女性 9.3g(↑2.8g)
(厚生労働省平成30年「国民健康・栄養調査」より)
の塩分を摂取しているのです!!
そこで、1日の塩分量を控えるために、
主食をパンやパスタからお米に変えてみるのはどうでしょうか??
主食によって塩分摂取量は以下のように変わります。
米 (茶碗1杯150g) 0g
食パン1枚(5枚切り 80g) 0.4g
うどん(150g) 1.8g
パスタ(100g) 0.5g(茹でた時)
そうめん(100g) 1.5g
比べてみるとわかる通り、お米の塩分はゼロです!!
朝ごはんに毎日食パンを食べる場合、お米に置き変えるだけで
1週間だと2.8gの減塩が可能です(^_^)
また、パンには砂糖やバター、マーガリンなどの油脂分も多く含まれます。
カロリーをたくさん摂ってしまうため食べすぎには注意が必要です。
減塩は日々の積み重ねが大切。
血圧が気になる方は、今日から実践していきましょう!
次回は主菜の減塩方法についてお話します。(^O^)